とくお動物病院 Blog
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私のところではこの5〜6年の間に二件の動物病院が出来ました。その頃からか、色々な電話相談があとを絶ちません。その一件のお話を...。それは料金のお問い合わせです。
動物病院の診療費は決まっていません。どこでも一律ということがないのです。「○●○●...動物病院との料金があまりにも違いすぎる、特に避妊手術&ワクチン代の料金に差がありすぎるではないか?。」とお叱りを昨日頂きました。当院としては、18年間、若干の値上がりもありますが、ほぼ現在の診療料金で行っております。
「他の動物病院がこれだけ安いからその料金で行え...」などというご指摘を受けたのも実は初めてのことでした。私は丁重にお断り致しました。私には出来ない料金でした。「猫の避妊手術とワクチンを同時に行い、これこれの料金で行え...」というご依頼でしたので...。
元来、ワクチンには血液凝固を妨げる様な物質が入っており、同時に行うことは予期せぬ出血の危険性があるとされています。また、ワクチン注射は打ってから即、効果がある訳でもありません。およそ10〜14日間くらいしてからOpeを行った方が良いでしょう。
また、もう一つ...。手術の術式にもポイントがあります。猫の避妊手術の場合、卵巣だけを摘出することを未だに行っているところもあります。卵巣だけの摘出だと切開部分が小さく済みますので、縫合その他、麻酔も少なくて済みます。故に安い料金でも行えるという道理です。材料でも高い費用の吸収糸を使わない、滅菌処理&麻酔&点滴、術前検査を省く、その他、術後のケアなどは有償など...様々です。
私は皆様に信頼される獣医師として、これからも貢献したいと考えております。責任が取れない様な治療&Opeなどは行えないので、ヒトと同様に当たり前の滅菌、術前検査、材料、Ope中のモニタリング...などを行っていきたいと思っています。たとえ動物が術創を舐めて再縫合しないといけない、或いは、一ヶ月の入院が必要なことも...最低限の費用でアフターケアさせて頂きます。 (゜゜)(。。)ヘ゜コッ |
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■コメント
そうそう、書き忘れました。
避妊手術、すなわち、Ovariohysterectomy は卵巣〜子宮を全摘することで、それらの疾患を未然に防ぐことが出来ます。避妊手術は行ったが、子宮蓄膿症になって再度Opeしないといけなくなった...などという事例は当院でもかなりの事例、診ております。
また、Ope後の腹膜炎、術創の化膿...など例を挙げるときりがありません。どうぞ皆様ご注意下さい。 |
名前: とくお動物病院 ¦ 17:44, Friday, Sep 21, 2007 ×
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