とくお動物病院 Blog
← |
2024年12月 |
→ |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
|
28 |
29 |
30 |
31 |
|
|
|
|
|
昨晩、妙な電話がありました。猫が交通事故でケガをしている...カルテを作らないで治療して欲しいというような趣旨でした。私は22年間、カルテを作らないで診断治療したことがありません。法に触れることもさることながら、連れて来た方の責任の所在を明確にして欲しいからです。治療費の問題もあります。全く費用を支払おうとはしないオーナー様は、社会的責任を放棄している方と感じるからです。当然、こちらにも考えていることがあり、正規の費用を請求しようなどとは思っていません。
そういう会話があり、結局、私は冷たい、冷徹な人間...という捨て台詞を残し、電話を切られました。
そして...今朝...玄関前にそのニャンコが捨ててあるのを発見しました。昨晩は所用で外出しており、病院には戻ったのが、早朝のことでした。やむなくそのニャンコを診ました。
「腰椎損傷」「下半身不随」「体温低下」「意識朦朧」...手の付けられない状態でした。
野良猫と思われるこの子、脊椎の損傷があって、介護が受けられない状態であっては、野に放つ訳にもいきません。究極の選択として...安楽死を行いました。
只今から「れんげのさと」に出掛け、遺体を火葬して頂きます。
たとえ野良猫でも生きていけると判断されたら、私は治療を行い、いけない事でしょうが、野に放つことにしています。しかし今回は難しい...。悲しい選択をせざるを得ませんでした。
痛みを取るための鎮痛剤、麻酔剤などを皮下と静脈に注射し、火葬費用も当然発生します。そうなんです、結局はお金がかかるんです。遺体を捨てるなどということは社会的責任がある私には出来ません。
こんな問題...暫くなかったんですけどねぇ...。不況故、また、数十年前にあった事の繰り返しが、今回のこととダブり、いたたまれなくなってしまいました。
さて...
毎週水曜日は午前中診療です。午後は所用で外出します。診療は午前中にお願い致します。なお、9時半頃、近くですが出掛けます。れんげのさとに出掛けるのです。 http://www.rengenosato.co.jp/
ご了承下さい。 m(_ _)m |
■トラックバック
この記事へのトラックバックURL:
http://blog.tokuo-ah.com/blog.cgi/20100217085818
■コメント
■コメントを書く
|
とくお動物病院 Top Menu
|